MPSロゴ 「ArdSCSino」をSCSIディスクとして使う トップページに戻る
おやくそく:「全機種対応」と書いていますが、半分くらいPC-98寄りです

「すきま工房製」のArdSCSinoアダプタを使い方説明で使用していますが。その他のアダプタでも
BluePillを使用しているバージョンは、どれも同じ動作をするので問題ありません
(STM32マイコンからのフルスクラッチバージョンのアダプタだとその辺は変わってきますがここでは説明しません)


ArdSCSinoアダプタにSCSIケーブルを接続し、ディスクイメージファイルを書きこんだTFカードをカードスロットに
差し込みます。大体のアダプタはヒロセのカードスロットを使用しているのでプッシュでカードを出し入れします

ArdSCSinoは省エネ設計なのでSCSIターミネータ用電源でバスパワー動作します。この辺の作りもアダプタによって
異なるので、各アダプタの説明を参照してください(すきま工房のはSCSIバスパワー駆動OK)

LEDステータス<正常>

ArdSCSinoアダプタ側とTFカード側のディスクイメージが正常認識されれば、電源投入時にPWR LEDと
PC13 LEDが最初に慌ただしく点滅し、ちょっとゆっくりに点滅した後に消灯します
このPC13 LEDはディスクアクセス時のアクセスLEDの役目も果たします

LEDステータス<有効なディスクイメージが存在しない>

PC13 LEDが最初に慌ただしく点滅し、ちょっとゆっくりに点滅した後、短い点滅を3回づつ繰り返す→
有効なディスクイメージが存在しない、もしくはTFカードのデータが壊れている

LEDステータス<TFカードが挿入されていない>

PC13 LEDが最初に慌ただしく点滅し、ちょっとゆっくりに点滅した後、短い点滅を5回づつ繰り返す→
カードスロットにTFカードを入れ忘れている、もしくはTFカードが壊れている

LEDステータス<ArdSCSinoアダプタに電源が供給されていない>

PCの電源を入れてもPC13 LEDは点滅しないが、赤いPWR LEDだけはうっすら点灯している
 →ArdSCSinoアダプタに電源が供給されていない、もしくはファームウェアアップデート失敗

SCSIターミネータパワーはSCSI2世代の新しいSCSIボードではたいてい出ていますが、SCSI1世代の
古いSCSIボードだと出ていない場合があります(外付けSCSI機器からの電力でターミネータを動かす)
そういう場合は外部から電源を供給してください

「PC13 LEDが最初に慌ただしく点滅する」のほかに、最初に一瞬点滅するバージョンもあります
(ファームウェアの書き込み方法の違いにより起こる)、それ以外のエラー点滅は一緒です

ここからPC-98限定の話

最初の動作確認は、なるべくSCSIデバイススキャン画面が出る新しめのSCSIボードを使いましょう
NEC純正SCSIボード(PC-9801-55/92/100)や、それこそいつ発売されたか分からないような古いボードは
起動時にSCSIデバイススキャン画面が出ない場合があります

SCSIデバイススキャン画面が出ない=ArdSCSinoアダプタが認識されているかどうか分からない、に陥ります
まずハード的に認識されないことにはその先のトラブルシューティングが始まりませんので

どうしてもSCSIデバイススキャン画面が出るSCSIボードを持ち合わせていない場合は、起動後にFORMAT.EXEで
「固定ディスク→SCSI固定ディスク」の選択肢が出ればとりあえず認識されています
(認識されていない場合はそのままフロッピーディスクフォーマットの画面が表示されます)

そこで通常のハードディスクと同様、初期化→領域確保→システム転送→再起動してArdSCSino側から
MS-DOSが起動できれば、そのSCSIボードとArdSCSinoの組合せは問題ないことになります

ArdSCSinoを接続すると・・・
・メモリチェック画面から先に進まない
・メモリチェック後にビープ音を発して停止する(NECチェックに引っ掛かっている)
・作成したディスクイメージのサイズと実機で認識されているディスクサイズが一致していない
・そもそもハードディスクとして認識されていない(デバイススキャンが成功していても)

そんな症状が出た場合は「ArdSCSinoと古いCバス用SCSIボード」をご覧ください