MPSロゴ 「ベアメタル版」でPC-9801のSASIディスクを使う トップページに戻る
「なんでPC-98のSASIだけ項目が独立してるんですか!?普通にほかのSCSIと一緒に含めていいんじゃないですか?」とか
どこかでツッコミされてそうなんですが、それにはちゃんと理由があって独立させました

まず、PC-9800シリーズで「ST-506変換ではない純粋なSASI-HDD」を搭載している機種は、実はPC-98DO+と
PC-9801CSしかありません(発売年月はPC-98DO+のが先)、PC-H98のESDIはどういう扱いだったかな?

あと拡張カードという形ならばPC-9801-07とPC-9801-27(前者はレアですね)

ちなみにサードパーティ製品ならば、外付け内蔵問わず、いくつか純粋SASI-HDDを搭載モデルはあります

このSASI、もう1つの大勢力「X68000のSASI」とはちょっと仕様が違っていて(というより68SASIのほうが自由過ぎる)
RaSCSIや変換番長の「リファレンス通りの設定」だとうまく認識できないことがあります

その辺の事情が分かっていて、SASI設定をしてもハード側でドライブを認識できなかった場合は
「あー、設定どこか間違ったかー」で再チャレンジも可能ですが、元々動作報告が超少ないPC-98のSASI機でこれを
やられるとたまったもんじゃありません

「今更98でSASIディスクの対応なんて・・・」でRaSCSIや変換番長での使い方説明はスルーしようと思いましたが
意外とユーザー数が多い「PC-98DO+」にSASIの内蔵HDDを増設したいという要望が多く、一度は頒布終了した
「PM-DOCE98/DOP」を復活させたりして98SASIに脚光を浴びせてみることにしました

「RaSCSI」のカテゴリですが、98SASI繋がりで「変換番長PRO」の設定も同時に扱っていきます

RaSCSI(ベアメタル版)で98SASIを扱う

※OS版での設定方法は希望があればやります(今設定済み環境無いので)

まず、公式ページ(GIMONS DEVELOPER WORKS)からRaSCSI(ベアメタル版)のバイナリをダウンロードしてきます

まずそこから間違っています!

「新しい方が色々機能も上がってるし、バグフィックスもされているだろう」と思われがちですが、RaSCSIに関わらず
大きな改変があった後のバージョンは「前のバージョンは動いていたけど、新しくしたら動かなくなった」現象は
結構あるものです。かくゆう私も「PM-DOCE98/DOP」の復活にあたり、前作った古いVerでテストしていましたが
ふと最新バージョンでテストしてみよう=動か(認識し)なくなった、なんで?どこか仕様が変わったか?と
ドキュメント類を読み漁りましたが、それといった情報は得られませんでした・・・

最新版のVer1.52bL20がダメなら、過去バージョンである1.4系最終のVer1.47ならどうだ!?→ダメでした
もしかしたら隠れた動く設定があるのかもしれませんが、作者様の手を煩わせるのもアレなので素直に
過去のバージョンで対応します(SCSI部分で不具合が出たら最新Verを使えばいいので)

とはいえ、公式ページからダウンロードできるのは1.4系最終である1.47まで(動かない)

そんなときのWebArchive。どの辺のバージョンから動かなくなったのか探っていくと、ナンバリングが
無いので具体的なバージョンは分かりませんが、 2020/08/12のバージョン1.5ベースのようです

そこから、現在使用しているRaSCSIシールドに対応したベアメタルバイナリをダウンロードして
microSDカードにコピーしてください

後は他のバージョンと同じく、SASIディスクイメージを作ってからrascsi.iniを書き換えます

RaSCSI(ベアメタル版)でSASIイメージをマウントする方法
microSDカード内にある「rascsi.ini」という
ファイルをテキストエディタで編集してください
HD0 scsiimg1.hdf
HD1 scsiimg2.hdf

"ID"ではなく"HD"です、意外とハマります
SASIの仕様上、MOもCDもブリッジも使えません
これでPC-98DO+(SASI 40MB 1台のみ認識)、PC-9801-27でディスクを認識すると思います

使用するディスクイメージは各自で作るのがベストですが、面倒くさがりの人向けに設定済みブランクディスク
イメージを用意しました。MS-DOSシステムの入っていないFAT16空イメージなので、PC-98DO+で認識させた
後は再フォーマットと起動できるようにシステム転送をすることをお勧めします(当方環境で動作確認済み)



変換番長PROで98SASIを扱う

変換番長PROは公式で PC-98DO+及びPC-9801-27を動作確認済みSASIとしてリストアップされていますが、ネット検索や
Twitterでも「実際に変換番長PROで98SASIを動作させました」レポートがないのはおかしい(旧型変換番長はある)
思いました、いくらユーザー数が少ないからって1人くらいはいるだろうと思ったら皆無(検索漏れかもしれないけど)

そんな中、2022年3月後半にTwitterのほうで「PC-98DO+で変換番長PROを認識しない」論議が沸き起こり
時を同じくして、公式の 「変換番長PRO生産終了のお知らせ」とともに、PC-98DO+で認識させる方法が紹介されました
>※ DO+で動くんですよ。動いちゃうんです。動いちゃうって知っちゃうと、動かしたくなっちゃいますよね。
>[lun0]の他に[lun1]を付けたダミーイメージファイルを作って置くと動いちゃうんです。(2022年03月30日)

おいいいいい、そんな重要情報を変換番長PROを発売してから数年目、生産終了時にカミングアウトするんじゃありません!

そんなわけで、PC-98DO+及びPC-9801-27で変換番長PROを認識させる方法が確立されたので記録として残しておきます

・・・といっても、変換番長PROテゴリの「ディスクイメージの作り方」と「命名規則」に則り、できたブランク
ディスクイメージをコンパクトフラッシュに書き込み、変換番長PROに挿すだけなんですけれどね

40MiBのSASIディスクイメージ(HDF)を作って、以下のようにリネーム(一例)するだけ
HDDIMAGE[sasi0][lun0][256].hdf
HDDIMAGE[sasi0][lun1][256] DUMMY.hdf
この「ダミー」の存在がPC-9801 SASIユーザーを悩ませた!

使用するディスクイメージは各自で作るのがベストですが、面倒くさがりの人向けに設定済みブランクディスク
イメージを用意しました。MS-DOSシステムの入っていないFAT16空イメージなので、PC-98DO+で認識させた
後は再フォーマットと起動できるようにシステム転送をすることをお勧めします(当方環境で動作確認済み)