MPSロゴ 「RaSCSI」で使えるディスクイメージを作る トップページに戻る
あまりにも当たり前すぎて見過ごされがちな「ディスクイメージ作成」です
Raspbian(Linux)稼動下のRaSCSIではDDコマンドで作るという手もありますが
ベアメタル版ではそうはいかないので

ディスクイメージ作成は大まかに3分類で
・XM6 TypeGを使って作る(Windows・X68000に慣れ親しんだ人向け)
・Anex86&T98-NEXTを使って作る(Windows・PC-98に慣れ親しんだ人向け)
・Linuxのコマンド「DD」で作る(Linux・分かる人向け)

・番外:RaSCSIフルスペック版でイニシエーターモードを使いSCSI機器から読んで作成(ここでは方法は取り上げません)

・・・です

出来上がったディスクイメージはRaspbian版RaSCSIの場合はsamba共有→ネットワークマウントしてコピー
またはSFTPを使ったコピーでRaspberry PIへ送り込んでマウントしてください

ベアメタル版の場合は、そのままSDカードをPCに繋いでコピーして設定を書き換えればOKです

・XM6 TypeGを使って作る
作者は同じGIMONS氏なので、RaSCSIとの親和性は最高に高いです
XM6 TypeGのダウンロード先
アーカイブを解凍すると、x64(64bit OS用)/x86(32bit OS用)のフォルダが現れるので、現在使用中の
環境に応じて使い分けてください

XM6G Err
ただし実行には実機のROMが必要です。web上のどこかに存在しているので
各自で検索して探してコピーしてください(ファイルが無いと起動しません)

XM6G Dsk
無事起動したら、上部メニューの「ツール」プルダウンメニューの中に
SASIハードディスクイメージの作成(A)
SCSIハードディスクイメージの作成(H)
SCSI MOディスクイメージの作成(D)
とメニューが出ますので、種別に応じてイメージを作成してください

SASI SASI形式の場合、選べる容量は
10MB
20MB
40MB
の3種類
SCSI SCSI形式の場合、選べる容量は
10MB~4096MB
まで
MO SCSI MO形式の場合、選べる容量は
128MB
230MB
540MB
640MB
の4種類

エミュレータ上にすでに環境が出来上がっている、かつX68000実機でRaSCSIを運用する場合は
あらかじめフォーマットを済ませた後にRaspberryPI側にコピーしたほうが良いと思います

PC-98など他のマシンで運用する場合は、SCSIボードのディスクパラメータの関係でフォーマット
しても無意味なので、そのままベタイメージでコピーして、実機でフォーマットを行ってください

・T98-NEXTを使って作る
T98-NEXTのダウンロード
※このリンクは2019年3月31日をもって消滅します

T98N SEL
T98-NEXTはディスクイメージを作るだけならば実機のROMイメージは必要ありません

赤い枠の中のNewのボタンを押すとハードディスクイメージが作れます
T98N IMG
容量範囲は10MB~2047MB
ハードディスクパラメータがPC-9801-92パラメータなので、92パラメータが認識できるSCSIボードなら
そのまま移行できるが、基本的に実機にコピーしてからフォーマットしなおしたほうが安心

なお、SASI形式やMO形式のイメージデータは作成できません

・Anex86使って作る
公式サイト:不明
Anex86 SEL
T98-NEXTと同様「New」からハードディスクイメージを作る

Anex86 IMG
がっ!、定容量で作れるのは80MBまで。それ以上はディスクパラメータを
直接指定しなければいけない、敷居が高い!

ちなみに標準ディスクパラメータはSASI/IDEタイプ(512byte 17セクタ・8ヘッド)
最大容量は2047MB
(IDE形式 C:30840/H:8/S:17)
(PC-9801-92形式 C:16383/H:8/S:32)

まぁオススメしません

・Linuxのコマンド「DD」で作る
ベアメタル版ではなく、Raspbian版を使用してる場合は、Linuxの標準コマンドDDで
イメージを作ることが出来ます。SASI/SCSI/MO/CD-ISO問わずイメージを作れる自由度が
ありますが、それなりの難易度です

「どこにイメージデータを出力するか」という話は置いといて、コマンドだけ列挙していきます

※「RaSCSI導入マニュアル」より抜粋
各種ディスクイメージの作成

上のテストイメージデータ作成では、下記のようにザックリと40Mで作ってしまいましたが
SASIディスク形式やMOなどはサイズが決まっているので、この通りにはできません
(逆にSCSIディスク形式は結構融通が利きます)

dd if=/dev/zero of=scsiimg0.hds bs=1M count=40
※SCSIディスクイメージ方式で、容量40MBで作成の場合

ディスクイメージは従来はXM6 TypeGなどの各機種用エミュレータで作るのが定番でしたが、実際には
これらディスクイメージは実際にはただのベタデータなので、Linux標準のdd コマンドで作れます

ただし、全てddでOK というワケではなく、SCSIボードのディスクパラメータ取得で数値が取得できないなどの
「相性」により、この方法で作ったイメージファイルが仮想SCSIディスクとして認識されないことがあります
そういう場合には従来どおり、各種エミュレータを使ってディスクイメージ作成してRaspberry PIに
転送してください

SASI形式(10M/20M/40M)
ハードディスクのセクタサイズは一部の例外を除いて512バイト/セクタなので、512バイト×nn倍でディスク
イメージを作ります。欠点はセクタサイズを小さくするとイメージ作成に少し時間がかかること。40MB程度なら
特に問題にはなりませんが、1GBとかの大容量を512バイト単位で作ろうとすると大変な時間がかかります

RaSCSIのディスクイメージが収められているディレクトリで、以下のコマンドをファイル名の部分だけ
アレンジしてコピー&ペーストしてください

SASI 10MB(10,441,728 バイト)
dd if=/dev/zero of=sasi10m.hdf bs=512 count=20394

SASI 20MB(20,748,288 バイト)
dd if=/dev/zero of=sasi20m.hdf bs=512 count=40524

SASI 40MB(41,496,576 バイト)
dd if=/dev/zero of=sasi40m.hdf bs=512 count=81048

※SASI-HDDでの動作確認環境が無い為、これで本当にディスクとして認識されるかどうかは分かりません


MO形式(128M/230M/540M/640M)
MOはハードウェアセクタ方式で640MBを除き512バイト/セクタと決まっています
(640MBのみ2048バイト/セクタ)

元々RaSCSIでのMOサポートは、イニシエイターモードサポートのRaSCSIアダプタでMO メディアからの
イメージ吸出しをしたファイルを取り扱うためにサポートされたようなものなので、わざわざイメージデータを
作るという意義があるのかは疑問ですが、一応書いておきます

MO 128MB(127,398,912バイト)
dd if=/dev/zero of=mo128m.mos bs=512 count=248826

MO 230MB(228,518,400 バイト)
dd if=/dev/zero of=mo230m.mos bs=512 count=446325

MO 540MB(533,248,000 バイト)
dd if=/dev/zero of=mo540m.mos bs=512 count=1041500

MO 640MB(635,600,896 バイト)
dd if=/dev/zero of=mo640m.mos bs=2048 count=310352

各種、容量が結構大きいのでイメージデータ作成に時間がかかります

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